みなさんは、「爪痕(つめあと)」という言葉をご存じですよね。
では、「私は、今日の試合で爪痕を残す。」という文章を見て、どう思いますか?この文章では、自分の存在や活躍について、相手に強い印象を残すという意味で「爪痕」という言葉を使っているのです。
今日は、新潟大学の岡田祥平先生をお迎えして、「みつけこども大学」が6年生対象に行われました。先生のお話では、「 爪痕」という言葉を辞書で調べてみると、動物が爪でかいたあと、災害などの被害のあと、災害が残した影響と出ています。
しかし「今日の試合で爪痕を残す。」といった使われ方も、日本語の新用法として、多くの人たちに使われようになっていると話されました。時代と共に、言葉の意味が変わっていくという話を子どもたちは興味津々に聞いていました。